AIGの真実
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AIGの真実■ AIGの概要 ヨーロッパではロンドンに、アジアでは香港に本拠地をおく。 2007年版で、AIGは世界有料企業2000社の全部門通算で6位、保険部門では1位にランクされていた。 ■ AIGの歴史 1919年にアメリカのコーネリアス・バンダー・スターが中国で損保代理店AAUを創設。このAAUが後のAIGへと発展する。 1967年AIGが発足、1969年に株式公開。 2005年5億ドルにものぼる利益の水増しにより、当時のAIG会長モーリス・グリーンバーグとCFOだったハワード・スミスが訴えられる。 これを受けて、これまでAIGの売りであった格付けはAAAからAA+に下げられた。子の後モーリス・グリーンバーグはAIG会長を辞任。マーチン・サリバンが後を引き継ぐ。 2008年6月、マーチン・サリバンはAIG会長を辞任。ロバート・ウィルムスタッドが引き継ぐ。同年9月、ロバート・ウィルムスタッドも辞任。エドワード・リディがAIG会長に就任。 ■ AIGの経営危機 2007年に起こったサブプライムローン問題を受けて、AIGは大きな損失を受ける。 AIGもサブプライムに関連する金融商品を多く持っていたためである。 その損失額は2008年4−5月期までに合計440ドルにまで膨れ上がった。 リーマンブラザーズの倒産後、AIGの経営危機が市場でもうわさされるようになり、株価も一時は1.25ドルまで下がり、急落した。 AIGは倒産を回避するために政府に750億ドルの資金調達を打診。政府は当初、民間の金融機関の間での調達を促したが、多額すぎるためにAIGに融資する金融機関は出てこなかった。 ■ AIGを政府が救済した理由 資金を調達できないAIGは倒産の危機に瀕したが、政府は一転してAIGに対して最大850億ドルの融資を決定した。 この背景にはAIGが保険業務を取り扱っているため国民の多くに影響がでること、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の最大手であることが挙げられる。CDSとは企業が他社に対して出資する際に、その出資額を保証するという保険である。AIGはこのCDSの最大手であり、保険額は4000億ドルにのぼる。 AIGは政府から850億ドルを借り入れる契約を結んだ。契約手数料は2%の17億ドル。 政府から850億ドルの融資を受けたAIGは、事実上政府の管理下に入った。 ■ AIGの今後 AIGは、850億ドルのうち借りていない分に関しては、8.5%の金利を、借りた分に関してはロンドン銀行間取引金利に8.5%を上乗せした金利を支払わなければならない。 この金利を考えると、AIGは融資を返済するために、多額の資金調達を行わなければならない。新たにAIGのCEOに就いたエドワード・リディは資産売却計画を取りまとめている。 同氏は、AIGの根幹をなす保険事業はできる限り売却せずに残したいと語っているが、借り入れの条件を考えるとどうなるかは分からない。 AIGの真実
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